デジタル大辞泉 「患者紹介ビジネス」の意味・読み・例文・類語 かんじゃしょうかい‐ビジネス〔クワンジヤセウカイ‐〕【患者紹介ビジネス】 民間業者が仲介料を受け取って、高齢者施設の入居者を患者として医療機関に紹介すること。[補説]違法ではないが、患者が病院を自由に選びにくく、不必要な往診など過剰な診療が行われる可能性がある、などの問題点が指摘されている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「患者紹介ビジネス」の解説 患者紹介ビジネス 民間業者が患者を医師に紹介して仲介代金を取るビジネスのこと。紹介業者が高齢者施設で暮らす患者を医師に紹介し、その見返りに医師が診療報酬の一部を業者に支払うなど、特に老人を対象とした紹介ビジネスが見られる。これらは現行法では違法ではないが、医療機関選択の自由・過剰診療といった点から問題視されている。2013年10月23日、厚生労働省は中央社会保険医療協議会の総会を開き、全国で少なくとも20施設が関わっていたとの調査結果を公表。今後、同ビジネスを禁止する案を示し、省令を改正して医療機関の紹介料支払いを禁ずる方針となっている。 (2013-10-25) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報