精選版 日本国語大辞典 「悪合点」の意味・読み・例文・類語
わるい【悪】 合点(がてん・がってん)
- ① 物わかりの悪いこと。聞きわけのないこと。また、間違って理解すること。わるがってん。
- [初出の実例]「アア申しお夏様、お前はわるい合点な、どちらのためにもならぬこと」(出典:浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)中)
- ② 悪い考え。悪い心がけ。わるがってん。
- [初出の実例]「コレこなんたちは、わるいがてんじゃわい。ソリャはて、友だちづくなら、たのまれまいもんじゃないが」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六)