慶長九年甲斐国四郡村高帳(読み)けいちようくねんかいのくによんぐんむらだかちよう

日本歴史地名大系 の解説

慶長九年甲斐国四郡村高帳(慶長九年四郡村高帳)
けいちようくねんかいのくによんぐんむらだかちよう

一冊

成立 慶長九年

写本 安達満(北巨摩郡長坂町塚川三井家旧蔵)

解説 活字本の慶長古高帳の基となった流布本の一つと思われる。小横帳で慶長九年の年紀が入っていることは郷帳徴収の問題とも関連して、古高帳成立年代を考えるうえでも重要である。初めに村高、次いで寺社領高を記しており、うしろや・ひし村・かし山・ばら沢など平仮名表記の部分を比べても古高帳とほとんど同じで、巨摩郡在家塚村の村高や都留郡の押野(忍野)村と鶴沢村の間の二ヵ村分の村名が欠けている点、都留郡の村数が七三ヵ村であることも一致しており、古高帳と同一系統本である。両本を比べると相給の場合の御蔵入の表記や、都留郡の鳥井土佐守知行の記載が本写本のほうがより正確である。帳末にも慶長九甲辰歳と書かれ、真田隠岐守夫妻の没年と法名が筆記されている。なお表紙には巨摩郡塚川村三井五郎兵衛、裏表紙の前には塚川村三井市右衛門とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 忍野

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む