流布本(読み)ルフボン

精選版 日本国語大辞典 「流布本」の意味・読み・例文・類語

るふ‐ぼん【流布本】

  1. 〘 名詞 〙 同一の原本から生まれた諸本の中で、もっとも広く世に行なわれている本。
    1. [初出の実例]「悪魔の起源を論じた一章であるが、流布本(ルフボン)のそれに比して、予の蔵本では内容が遙に多い」(出典:るしへる(1918)〈芥川龍之介〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android