懐州(読み)かいしゅう

精選版 日本国語大辞典 「懐州」の意味・読み・例文・類語

かいしゅうクヮイシウ【懐州】

  1. 中国地名
  2. [ 一 ] 後周代に置かれた州。現在の河南省沁陽県にあたる。
  3. [ 二 ] 遼代、太宗を葬る懐陵のあった邑(ゆう)。首都上京臨潢府と慶州府のほぼ中間で、現在の内蒙古自治区巴林左翼旗の北西にあたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の懐州の言及

【河内】より

…だいたい今日の安陽・新郷2地区を占め,古代文化の発生地の一つである。戦国時代には魏国の領土で,漢代その西部に河内郡がおかれ,のち懐州とも称し,明・清時代には懐慶府といわれた。行政中心は初め懐県であったが,晋代に野王県に移り,隋代以後,河内県と改められたのであって,今日の沁陽(しんよう)県に当たる。…

※「懐州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む