懸垂氷河(読み)ケンスイヒョウガ

デジタル大辞泉 「懸垂氷河」の意味・読み・例文・類語

けんすい‐ひょうが【懸垂氷河】

岸壁急斜面にへばりつくように形成される氷河。崩落しやすく、氷雪崩こおりなだれ原因となることがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の懸垂氷河の言及

【氷河】より

…山岳氷河はその規模と形態からさらに細分される。懸垂氷河は急な斜面にへばりついたような小さなもので,そこからさらに下方へ落下して再生氷河(トルキスタン型氷河)がつくられていることもある。氷期に形成されたカール(圏谷)地形のなかに収まっている圏谷氷河,カールを谷頭部に形成しながら谷の下方へ流れ出している谷氷河(アルプス型氷河),谷氷河がいくつか合流して山麓の平野にまで達している山麓氷河(アラスカ型氷河)など規模に応じて名前が付けられている。…

※「懸垂氷河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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