手は見せぬ(読み)テハミセヌ

デジタル大辞泉 「手は見せぬ」の意味・読み・例文・類語

せ◦ぬ

刀を抜く手も見せずに斬ってしまう。抜きうちにする。
「笑ひ止まずば―◦ぬ」〈浄・朝顔話

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精選版 日本国語大辞典 「手は見せぬ」の意味・読み・例文・類語

て【手】 は 見(み)せぬ

  1. ( 手を動かすのがきわめてすばやくてその動きを見せないの意 ) 刀を抜く手も見せずに、直ちに斬りつける。抜きうちにする。手を見せず。
    1. [初出の実例]「兄きと違ふて短気者、びくともせば手は見せぬと」(出典:浄瑠璃・浦島年代記(1722)一)

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