手掻い物(読み)てがいもの

精選版 日本国語大辞典 「手掻い物」の意味・読み・例文・類語

てがい‐もの【手掻物・転害物・天蓋物】

  1. 〘 名詞 〙 奈良東大寺に所属し、同寺転害門(てがいもん)近辺に住した刀工一派の鍛えた刀。鎌倉中期、手掻包永(てがいかねなが)にはじまり、室町時代に至るまで製作された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android