打たり舞うたり(読み)うったりまうたり

精選版 日本国語大辞典 「打たり舞うたり」の意味・読み・例文・類語

うっ【打】 たり 舞(ま)うたり

  1. 鼓を打ったり、舞を舞ったり。
    1. [初出の実例]「イッショニ アツマッテ vttari(ウッタリ) mǒtari(マウタリ) カウシャウニ ウエモ ナゲニ ドメイテ サケヲ ノム」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))
  2. ( ひとりで鼓を打ったり舞を舞ったりするという意から ) ひとりでいろいろのことを同時に行ない、ひどくいそがしいさまにいう。
    1. [初出の実例]「さらばでござんす。門迄をくれ跡にぎやかし、打ったりまふたり舞鶴屋伝三が万(よろづ)(うけ)こんだ」(出典:浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android