打継(読み)うちつぐ

精選版 日本国語大辞典 「打継」の意味・読み・例文・類語

うち‐つ・ぐ【打継】

〘自ガ四〙
① (「うち」は接頭語)
(イ) 後に続く。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「左大臣うちつぎてまゐりて」
(ロ) つぎ合わせる。つなぐ。
※宇治拾遺(1221頃)八「四巻経書奉るべき紙、経師に打つがせ」
② すぐ後に続いて打つ。
※近世紀聞(1875‐81)〈条野有人〉初「他九軒火消屋敷もこれを打継(ウチツギ)等しく早半鐘を鳴さば」

うち‐つぎ【打継】

〘名〙 碁や将棋で、一局を途中でやめて、時を経て、その続きをすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android