押沢村(読み)おしざわむら

日本歴史地名大系 「押沢村」の解説

押沢村
おしざわむら

[現在地名]豊田市押沢町

矢作川の市域最上流部に架かる富国橋から北に入り、犬伏いぬぶせ川に沿っている。市場いちば(現西加茂郡小原村)城主の鈴木氏残党が隠れ住んだと伝承され、同時に上宮じようぐう(現岡崎市)の檀家が開発した村とも伝える(豊田市史)。文明一六年(一四八四)の如光弟子帳(上宮寺蔵)に「鴛沢 一箇所」とあり、天正一九年(一五九一)の上宮寺末寺法制定連判(同寺蔵)に「三番 おしさわ 道了」とあり、「おしさわ」の地名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 幕府領

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android