擬似グライ土(読み)ぎじグライど

最新 地学事典 「擬似グライ土」の解説

ぎじグライど
擬似グライ土

pseudogley soil

湿潤温帯の台地上に,褐色森林土やパラ褐色土を伴って分布するグライ様の成帯内性土壌型(亜型)。擬似グライの名称は,真のグライではないことを表すため,W.L.Kubiëna(1953),E.Mückenhausen(1956)が提案。酸性の薄い腐植層(A層)の下に,淡灰色の基質に黄褐色のモザイク状の斑紋で特徴づけられた擬似グライ層(Bwg-Cg層)がある。粘土質,シルト質あるいは珪藻土質の緻密な母材(飽和透水係数106cm/s以下)に由来し,主に海成段丘・河成段丘の平坦面に分布。日本では,北海道北部~中央部および東北地方北部に分布。重粘・緻密な下層土のため内部排水が不良。農業利用に際し,土地改良(明渠,暗渠,心土破砕,砂客土)が必要。典型的擬似グライ土は,FAO/UNESCOのDystric GleysolsまたはDystric Planosolsに対比される。参考文献:W.L.Kubiëna(1953) Bestimmungsbuch und Systematik der Böden Europas, Stuttgart, Ferdinand Enke

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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