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攻殻機動隊

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デジタル大辞泉プラスの解説

攻殻機動隊

士郎正宗による漫画作品。近未来に高度化したサイバー犯罪に立ち向かうためにつくられた特殊部隊の戦いを描くSF作品。『ヤングマガジン海賊版』1989年5月号~1991年11月号、『週刊ヤングマガジン』1992年第26号~1997年第38号に連載。講談社KCデラックス全3巻。1995年~2011年劇場用アニメが4作品公開され、2002年、2004年、2006年アニメが放映された。

出典|小学館
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知恵蔵2015の解説

攻殻機動隊

士郎正宗によるSFマンガ作品。「ヤングマガジン海賊版」の1989年5月号に初めて発表され、2008年3月発売の書籍版のあとがきで終結が宣言された。劇場映画、テレビアニメ「攻殻S.A.C.シリーズ、オリジナルビデオアニメーション、ゲームモバイルサービス、小説などが制作され、幅広くメディアミックスが展開されている。
物語の舞台は21世紀で、人体を機械化する「マイクロマシニング」というテクノロジーが発達し、日本はその技術の最先端を担っている。脳神経に素子(デバイス)を接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を導入したサイボーグ技術が発展・普及し、人体が「電脳」によってインターネットアクセスできる社会を背景とする。人間としての証は「ゴースト」と呼ばれる心や意識や精神のようなものとしてとらえられている。
物語の主人公は、首相直轄で内務省所属の防諜機関である、攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の中心人物である草薙素子(くさなぎもとこ)。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが共存する中で、治安を維持するために公安9課が犯罪組織とどう対峙(たいじ)するかを描いている。
02年、04年、06年に制作されたテレビアニメの「攻殻S.A.C.」シリーズは、原作の物語の骨格をベースにしつつ更に踏み込んで現実的な問題をストーリーに取り入れている。薬害や高齢化社会、憲法9条改正など、より具体的に現代の日本が直面する課題に迫っている。15年4月からはTVアニメシリーズ「攻殻機動隊ARISE」の放送が決定している。
劇場版アニメは1995年公開の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」、2004年公開の「イノセンス」、08年公開の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0」までが押井守監督作品。「イノセンス」は第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映された。11年には神山健治監督がS.A.C.シリーズを3D化した「攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」が公開された。4作目となる「攻殻機動隊 新劇場版」は15年夏に公開予定で、主人公・草薙素子の出生の秘密や、攻殻機動隊の起源が明かされる。また1995年に制作された 押井監督作品は、96年に米国ビルボード誌のセルビデオチャートで1位を獲得するなど、ハリウッド映画にも影響を与えた。
また、スティーブンスピルバーグ監督が実写映画権を獲得、3D実写版でリメイクされる予定だが、公開時期などは未定である。英国人のルパート・サンダースを監督に迎え、スカーレット・ヨハンソンが主演すると発表されている。

(若林朋子 ライター/2015年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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知恵蔵miniの解説

攻殻機動隊

士郎正宗によるマンガ作品、及びそれを原作としたテレビアニメ、派生マンガ、アニメーション映画など。未来の日本を舞台に超法規特殊部隊・公安9課(通称・攻殻機動隊)の活動を描くSF作品。原作マンガは、1991年に講談社よりコミックス『攻殻機動隊』が刊行されて以来、『攻殻機動隊 2』(講談社、2001年)、『攻殻機動隊1.5 HUMAN ERROR PROCESSER』(講談社、03年)などが刊行された。1995年には「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(押井守監督)として劇場アニメ化され、幾多のハリウッド映画に影響を与える世界的作品となった。以降、劇場版アニメは、「イノセンス」(04年)、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」(08年)、「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」(11年)、「攻殻機動隊 ARISE」(4部作、13年~14年)と続いている。テレビアニメは、2002年の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(スカパー! 04年に日本テレビ系列で放映)、05年の「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」(日本テレビ系列)など「S.A.C.シリーズ」と呼ばれる作品が放映されており、このアニメシリーズは衣谷遊によりコミック化もされた。他、ゲーム化、小説化などもされている。08年には、米国のDreamWorks Studiosが映画化権を獲得し、実写映画化を進めている。また日本では、アニメ新劇場版が15年に公開されることが発表された。両映画とも、15年1月7日現在、公開日は未定。

(2015-1-8)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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