放線冠

栄養・生化学辞典 「放線冠」の解説

放線冠

 成熟した卵胞で,卵母細胞を包む透明帯の外側の一層の細胞

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の放線冠の言及

【性器】より

…また卵母細胞は周囲から栄養を吸収して,直径100μmを超える大きさに成長する。透明帯の外側の1層の卵胞上皮細胞は丈が高く,きれいな放射状の配列を示すので,放線冠とよばれる。 二次卵胞の初期に,周囲の結合組織の細胞(繊維芽細胞)と膠原(こうげん)繊維が集まってきて卵胞膜を作る。…

※「放線冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android