散積(読み)ちりつむ

精選版 日本国語大辞典 「散積」の意味・読み・例文・類語

ちり‐つ・む【散積】

〘自マ四〙 花や木の葉などが、散って積み重なる。ちりつもる。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「春風のこぎいづる舟にちりつめばまがきの花をよそにみるかな」

ちり‐つも・る【散積】

〘自ラ五(四)〙 散って高く積み重なる。散り重なる。ちりつむ。
※源賢集(1020頃)「桜花みぎはしららに散つもりあまもひろはぬ貝かとぞ見る」

ばら‐づみ【散積】

〘名〙 石炭鉱石穀物などを箱や袋に入れたりしないで、そのまま、ばらばらのままで積み込むこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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