斎妻(読み)いわいづま

精選版 日本国語大辞典 「斎妻」の意味・読み・例文・類語

いわい‐づま いはひ‥【斎妻】

〘名〙 夫の留守中心身をきよめ、慎んで夫の無事と成功を祈り待っている妻。
万葉(8C後)七・一二六二「あしひきの山椿咲く八つ峰(を)越え鹿猪(しし)待つ君が伊波比嬬(イハヒつま)かも」
[補注]万葉例は、大切にしている妻、愛する妻の意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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