断乳(読み)ダンニュウ

デジタル大辞泉 「断乳」の意味・読み・例文・類語

だん‐にゅう【断乳】

[名](スル)授乳を断つこと。子供成長に合わせ、乳を飲ませるのをやめること。→卒乳

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の断乳の言及

【育児】より

…離乳は,最近では生後1年ころ完了するのがよいとされている。母乳を与えることを中止するのを〈断乳〉と呼んでいる。断乳の時期は,母乳以外の栄養摂取が可能になる8ヵ月ころから1年までがよいと主張する人が多いが,最近,母子の心理的,精神的な利点から,授乳が発育を妨げず,母子にとって楽しい行為である限り断乳を急ぐ必要はないという主張をする人も増えてきている。…

【離乳】より

…また,この間に食品の量や種類は多くなり,献立や調理の形態もこれに対応して変化していく(英語のweaningが日本の〈離乳〉に対応する言葉として用いられることが多いが,weaningは哺乳の習慣から遠ざかるという意味あいが強い。日本では母乳をやめることには〈断乳〉という言葉を用いる)。
[離乳の歴史]
 現代にくらべて,環境が細菌に汚染されており,幼弱な子どもに安心して与えられる食品に乏しく,また子どもの消化管感染症に適切な治療法がなかった時代には,母乳にまさる安全な食物はなく,江戸時代には2~3歳ころまで,明治~昭和初期には1歳半前後まで母乳が主として与えられ,母乳以外の食品は,現代にくらべればひじょうに遅く,かつ慎重に与えられていた。…

※「断乳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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