普及版 字通 「晁」の読み・字形・画数・意味
晁
10画
[字訓] あさ
[字形] 形声
声符は兆(ちよう)。字はまた(朝)・(ちよう)に作る。は〔説文〕十三下に「(えんてう)なり。讀みての(ごと)くす。楊雄に、は蟲名なりと。杜林以て旦と爲すは是に非ず」とする。朝と通用することが多い。姓氏に用い、〔通志、氏族略、三〕に、「名を以て氏と爲す」者の一として、「晁氏、亦たに作り、亦たに作る。姓。王子の後なり。亦た晁に作る。一に云ふ、衞の太夫晁の後なりと」という記述がある。わが国の安倍仲麻呂は、唐にあるとき晁と称した。
[訓義]
1. あさ。
2. 虫の名。
[熟語]
晁采▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報