字訓(読み)ジクン

精選版 日本国語大辞典 「字訓」の意味・読み・例文・類語

じ‐きん【字訓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 字を教えること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「Iiqin(ジキン)。ジヲ ヲシユル」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. じくん(字訓)
    1. [初出の実例]「此字訓(ジキン)に付て、説々侍るべけれど、先一儀を申さば」(出典:かた言(1650)一)

じ‐くん【字訓】

  1. 〘 名詞 〙 日本語としての漢字の読みの一種。その字の意味にあたる日本語が、中国語を受けた読み方とは別の読み方として、固定したもの。じきん。訓。
    1. [初出の実例]「順がしたも字訓にちがうたぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「字訓」の読み・字形・画数・意味

【字訓】じくん

よみ。

字通「字」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android