普度(読み)ふど

普及版 字通 「普度」の読み・字形・画数・意味

【普度】ふど

あまねくすくう。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の普度の言及

【白蓮教】より

…白蓮宗は高宗の時代(1127‐62)に厚遇を受け民間に浸透したが,茅子元の死後はしだいに反体制的な傾向を帯びていった。元の中期に普度が出て《廬山蓮宗宝鑑》を著し白蓮宗の浄化を叫んだが,その著の中には,民間の白蓮宗の信徒のなかに,〈弥勒仏下生〉をいい,また邪言を伝授して,夜に集会し明け方に散じていく者のあったことを指摘しており,白蓮宗が民衆の反体制的な運動の温床となっていたことが知られる。 元末になると各地で白蓮教徒の反乱が起こるが,その代表的なものが韓山童集団と徐寿輝集団による反乱である。…

※「普度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」