呑気節(読み)のんきぶし

精選版 日本国語大辞典 「呑気節」の意味・読み・例文・類語

のんき‐ぶし【呑気節・暢気節】

  1. 〘 名詞 〙 大正七年(一九一八)頃から流行した俗謡。演歌師石田一松が、みずからバイオリンで伴奏し、その時の社会できごとを風刺して歌った即興的な時事小唄。歌の終わりに、「はは、のんきだねえ」というはやしことばが付くところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の呑気節の言及

【石田一松】より

…在学中に演歌師となり,美声で人気を集めた。1932年東京浅草の万成座に〈インテリ・時事小唄・法学士〉の看板を掲げ寄席芸人となったが,その代表作〈ノンキ節〉などによる辛辣な時局風刺のため,しばしば官憲に出演停止を命じられた。46‐53年衆議院議員に当選(民主党に所属),51年平和・安保両条約に反対票を投じ,同党を脱党した。…

※「呑気節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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