書汚・書穢(読み)かきけがす

精選版 日本国語大辞典 「書汚・書穢」の意味・読み・例文・類語

かき‐けが・す【書汚・書穢】

〘他サ四〙
① 書き損じる。書きそこなう。
※枕(10C終)二三「例いとよく書く人も、あぢきなうみなつつまれて、書きけがしなどしたるあり」
② 乱れたさまに書く。書きちらす。
源氏(1001‐14頃)葵「あはれなるふる事ども、からのもやまとのも、書きけがしつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android