最後の一葉(読み)サイゴノイチヨウ

デジタル大辞泉 「最後の一葉」の意味・読み・例文・類語

さいごのいちよう〔サイゴのイチエフ〕【最後の一葉】

《原題The Last Leafオー=ヘンリー短編小説。1905年発表。別邦題最後の木の葉」「最後の一枚の葉」。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の最後の一葉の言及

【オー・ヘンリー】より

…服役中に短編を書きはじめ,出獄後ニューヨークに住んで作家として活躍,当時の商業雑誌隆盛の波に乗って,一時は週に1編の割で作品を書き,約600編の作品を残した。それらは《四百万人》(1906)など13の短編集に集められているが,当時のニューヨークの人口をあらわすこの表題作が示すように,作品のほとんどはニューヨークに住むあらゆる階層の人々の生活を,ユーモアとペーソスのまじりあう絶妙のプロットに織りこんだもので,《賢者の贈物》(1906),《最後の一葉》(1907)などはとくに有名な佳作である。一般に彼の作品は感傷性過多で浅薄のそしりをまぬかれないが,アメリカ短編小説の一つの典型を築いたことは,1918年オー・ヘンリー記念賞が設定されたことでもわかる。…

※「最後の一葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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