松前家記・松前家記附録(読み)まつまえけき・まつまえけきふろく

日本歴史地名大系 「松前家記・松前家記附録」の解説

松前家記・松前家記附録
まつまえけき・まつまえけきふろく

七巻六冊・五冊 新田千里編

成立 明治一一年

自筆本 北海道大学附属図書館

解説 松前藩の藩祖武田信広より明治四年の廃藩置県までの同藩の年表的な編年史。「附録一―三」は藩主夫人および子女略伝。「附録 外国部」は朝鮮漂客李先達関係資料、ロシア人の千島南下年表、安永八年厚岸におけるロシア人との対話書、天保二年厚岸ウラヤコタンでの異国船(イギリス捕鯨船)との交戦事件などに関する資料を収録。「文書部」は豊臣秀吉や徳川歴代将軍が松前藩主に下した朱印状などを付す。編者は維新期の松前藩の急進的指導者で正議局の総裁であった。

活字本松前町史」史料編一

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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