武田三益(読み)たけだ・さんえき

朝日日本歴史人物事典 「武田三益」の解説

武田三益

没年:文化9.12.19(1813.1.21)
生年:享保20.12.4(1736.1.16)
江戸中期の儒学者。幼名藤太郎,名は士友。三益は号,別号立斎。父三秀は伊藤東涯に古義学を学び,はじめ町医者,のち秋田藩十二所城代茂木氏の儒医。三益は十二所(秋田県大館市)で照井氏に漢方を学び,古義堂に遊学し伊藤介亭(東涯の弟)に師事一説によれば,近松顕忠,奥田士亨,高屋徳彰と共に古義堂四傑と称せられたという。帰郷して茂木氏の儒医となり,はじめて十二所で経学史書を講じた。子三省 も古義堂に学び伊藤東所に師事。これを武田三代といい,古義学の秋田地域普及に貢献した。現存する著作に『題正綱録序』『泰衡八幡宮記稿』など。<参考文献>山片旭嶺『秋田人物伝』

(三宅正彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

関連語 タケ サイ

367日誕生日大事典 「武田三益」の解説

武田三益 (たけださんえき)

生年月日:1735年12月4日
江戸時代中期;後期の儒学者
1813年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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