たけ

朝日日本歴史人物事典「たけ」の解説

たけ

没年天保9.10.20(1838.12.6)
生年:文化11(1814)
江戸後期に生き,「女子の所業」を嫌って男装した無宿者。天保3(1832)年男装をたねに脅迫されて,脅迫者と密会し,妊娠,出産する。その直後に小盗みで逮捕された。入墨のうえ,男装を禁止される。以後「悪事」はしなかったが,5年後,見かけたゆすりの男を腕力で取り押さえた際,役人の手先を名乗ったことなどで逮捕。身分を偽ったうえに,禁止を無視して男装を続けていたことが「人倫を乱」したとして,遠島となり,鍛冶としつつ翌年,八丈島で病死した。<参考文献>石井良助編『御仕置例類集』,関民子『江戸後期の女性たち』,林玲子『女性の近世』

(関民子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus「たけ」の解説

たけ

1814-1838 江戸時代後期の女性。
文化11年生まれ。男装をこのんで無宿渡世をつづけ,強引に金品をかりる押借(おしがり)の罪で八丈島に流される。島では鍛冶を職としたが,天保(てんぽう)9年10月20日病死した。25歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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