残無(読み)のこりない

精選版 日本国語大辞典 「残無」の意味・読み・例文・類語

のこり‐な・い【残無】

〘形口〙 のこりな・し 〘形ク〙 残っているものがない。すべてである。ありったけである。現在では連用形を副詞的に用いることが多い。
古今(905‐914)春下・七一「のこりなく散るぞめでたき桜花ありて世の中はての憂ければ〈よみ人しらず〉」

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