水に降る雪(読み)みずにふるゆき

精選版 日本国語大辞典 「水に降る雪」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 に 降(ふ)る雪(ゆき)

  1. すぐに消えてしまうこと、はかないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「すべてわがこのためにあしからんことをば、水のうへにふる雪、いさごのうへにをくつゆとなし給へ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android