汁粥(読み)シルカユ

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精選版 日本国語大辞典 「汁粥」の意味・読み・例文・類語

しる‐かゆ【汁粥】

  1. 〘 名詞 〙(かゆ)古名。普通の飯を堅粥(かたかゆ)というのに対していう。〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の汁粥の言及

【粥】より

…古くは米を蒸したものを飯(いい)と呼び,煮たものを粥と称した。固さによって固粥と汁粥とにわけ,現在の飯は固粥,粥は汁粥にあたる。白米を煮た白粥のほか,もとはアワ,ヒエ,麦なども粥にされていた。…

【飯】より

…飯の炊き方には煮る方法と蒸す方法とがあり,古く日本では(こしき)で蒸した強飯(こわめし)を飯(いい)と呼び,水を入れて煮たものを粥(かゆ)といった。粥はその固さによって固粥(かたがゆ)と汁粥(しるかゆ)に分けられた。現在の飯はこの固粥にあたり,強飯に比べると軟らかいので姫飯(ひめいい)とも呼んだ。…

※「汁粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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