デジタル大辞泉 「水分」の意味・読み・例文・類語 すい‐ぶん【水分】 1 成分として含まれている水の量。みずけ。2 経穴の一。へその真上約2センチのところ。夜尿症・膀胱炎ぼうこうえんなどの治療点。[類語]湿気・湿り気・水気・湿度・湿り・湿潤・多湿・潤い・潤う・潤す 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「水分」の意味・読み・例文・類語 み‐くまり【水分】 〘 名詞 〙 ( 「水配り」の意 )① 山や滝から流れ出た水が種々の方向に分かれる所。水の分岐点。[初出の実例]「水分(ミクマリ)に坐す皇神等の前に白さく」(出典:延喜式(927)祝詞(出雲板訓))② 貯水を調節すること。水を配分すること。[初出の実例]「うらさびてさぶしき沼の、水配(ミクマ)りの水(み)の門(と)のへより」(出典:長塚節歌集(1917)〈長塚節〉明治三四年) すい‐ぶん【水分】 〘 名詞 〙① 流れがわかれること。〔杜牧‐酔贈薜道封詩〕② 含有する水の量。みずけ。湿気。「水分を補給する」[初出の実例]「田野に草木の繁茂するに従ひ、日光にて水分を游離する分量も自然に減じ」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)③ 漢方で、人体の鳩尾(みずおち)の下部で、臍(へそ)のまうえ三センチメートルぐらいの所。水分の動といい、この鼓動の工合で腎虚による衰弱などが診断されたりする。〔和漢三才図会(1712)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「水分」の解説 水分 食品の一般分析 (proximate analysis) で,通常は105℃で恒量になるまで乾燥し,その間に減少する量を水分とする.アルコールが含まれていると,それは水分に計算されてしまうので,特別の配慮が必要.また,糖液などは別の方法で定量する必要がある. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の水分の言及 【境】より …こうした特徴は,中世・近世でも生き続けた。中世の伊賀と大和,近江と伊賀の国境紛争では,〈水分(みくまり)(分水嶺)〉が国境として主張されている。 それに対して,私的所有や社会的分業,そして国家の発展とともに,きわめて人為的な境も,政治的・軍事的・社会的な要請によって出現していた。… ※「水分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by