河根川村(読み)かわねがわむら

日本歴史地名大系 「河根川村」の解説

河根川村
かわねがわむら

[現在地名]長岡市河根川町

古志こし郡の西端境に位置し、北は大荒戸おおあらと村、東は福道ふくみち村・南新保みなみしんぼ村、南は寺宝じほう村。応永一四年(一四〇七)一二月二六日の安田常全(憲朝)置文(毛利安田氏文書)に、毛利安田氏の惣領亀一丸(道元)に「栗田・河骨川」が譲られているが、この「河骨川」が当地と思われる。この地は憲朝が父憲広(道幸)から譲与されたもので、道元は寛正三年(一四六二)にこれを子の重広に譲った(同年一二月二七日「安田道元譲状」同文書)。しかし永正一二年(一五一五)閏二月七日の長尾為景奉書(同文書)によると「山東郡内栗田・河根川」などは毛利景元の所領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android