油屋与兵衛(読み)あぶらやよへえ

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「油屋与兵衛」の解説

油屋与兵衛
あぶらやよへえ

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
明治31.11(大阪中座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の油屋与兵衛の言及

【人情噺】より

…医者から落語家に転じた宗叔に対して,芝叟は浄瑠璃作者であり,歌舞伎作者でもあり,中国小説に取材した長噺(ながばなし)《油》は劇化もされた。上方落語《油屋与兵衛》としても伝わるその続物の人情噺は,人物描写その他に高度の話術を必要とするために,明治時代までは,その巧拙が落語家の一つの評価基準となっていた。人情噺の名手としては,みずから〈人情噺の祖〉と称していた柳派の開祖初代麗々亭柳橋(れいれいていりゆうきよう)(?‐1840),初代春風亭柳枝(りゆうし),初代談洲楼燕枝(だんしゆうろうえんし)などが有名だが,自作自演の多くの人情噺を持つ三遊亭円朝が最高の名人だった。…

※「油屋与兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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