泣頻・鳴頻(読み)なきしきる

精選版 日本国語大辞典 「泣頻・鳴頻」の意味・読み・例文・類語

なき‐しき・る【泣頻・鳴頻】

〘自ラ四〙
① (泣頻) 人がしきりに泣く。さかんに泣く。続けて泣く。
※身投げ救助業(1916)〈菊池寛〉「娘は〈略〉身も世もないやうに、泣きしきった」
② (鳴頻) 虫、獣、鳥などがさかんに鳴く。
源氏(1001‐14頃)夕霧「山の蔭はを暗きここちするに、蜩(ひぐらし)のなきしきりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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