出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…(3)境界摩擦 固体面を潤滑剤の吸着膜や潤滑剤との反応膜でおおった状態では,金属の摩擦係数としては0.1~0.3程度の値が一応の目安になるが,条件による変化が大きい。(4)流体摩擦 軸受などで,固体面間に数μmから100μm程度の薄い流体潤滑膜を介在させた流体潤滑状態における摩擦係数は,乾燥摩擦や境界摩擦に比べてずっと小さいのが特徴である。流体として潤滑油を用いた場合には,ふつう10-3程度であって,気体を用いた場合には10-6~10-7の値が得られている。…
※「流体摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」