湿邪(読み)しつじゃ

知恵蔵mini 「湿邪」の解説

湿邪

東洋医学における病気の原因の一つとされる。湿度の高い時期に、余分な水分や老廃物が溜まることで引き起こされる心身の不調のこと。東洋医学では、体内に溜まった「湿邪(水の邪気)」が「冷え」を引き起こし、血液循環が滞って代謝が悪くなるとされている。主な症状として「体のだるさ・頭痛」「神経痛関節痛」「むくみ」「胃もたれ・食欲不振」などがあり、湿度の上昇や気温差などのストレスから自律神経がうまく機能しなくなることが原因といわれている。対処法として、水分や塩分排出を促すカリウム摂取や水分の過剰摂取を控えるなどが挙げられる。

(2017-6-15)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

普及版 字通 「湿邪」の読み・字形・画数・意味

【湿邪】しつじや

湿痺

字通「湿」の項目を見る

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