日本歴史地名大系 「潟村」の解説
潟村
かたむら
田沢湖の南岸の狭い平地にある。
享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)に「潟むら、此村惣名ニ而本村ニ人居無御座候」とあり、本田高は二二石余、免は三ツ五歩。新田高は八一石余で免は三ツ五歩、合計当高は六一石七升六合。支郷に大沢村八軒、田子野木村一六軒が記される。寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳に当高八〇石余とあり、元治元年(一八六四)の仙北郡奥北浦村々惣高家数人数馬数取調帳(小貫文書)には当高八四石三斗六升二合、家数三三軒、馬数三九匹とある。
文政年間(一八一八―三〇)の仙北郡御札山略図(秋田県庁蔵)に「潟村之内境平沢東ハ小又長根西ハとく不長根南ハ檜木倉沢長根北ハ街道限杉林立置之間」とあり、享和四年(一八〇四)に札山に設定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報