日本歴史地名大系 「仙北郡」の解説
仙北郡
せんぼくぐん
東は奥羽山脈で岩手県、北は
現仙北郡の地は現大曲市域を含め古代から近世初期まで山本郡といった。また
〔原始・古代〕
遺跡の分布は奥羽山脈西麓台地・出羽山地山麓・雄物川各支流河岸段丘上・諸河川による扇状地に濃密である。協和町地内の河岸段丘上から石刃やノッチドスクレーパーが採集されている。縄文時代の遺物は各地から出土するが、中仙町
延暦二二年(八〇三)現岩手県盛岡市付近に
山本郡の郡名は「三代実録」貞観一二年(八七〇)一二月八日条の「出羽国山本郡安隆寺預之定額」が初見だが、建郡時期は不明。官寺に準じ国家鎮護を祈る定額寺の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報