岩石学辞典 「火山豆石」の解説 火山豆石 泥の円い球で同心円状の構造を示す球状の小片で,径数mmから5cm程度,平均1cm位のものがあり,これにはいくつかの成因がある.(1) 爆発した雲が泥の雨として降下して,塵のような火山灰が付着して成長した.(2) 核が新しい火山灰の表面を転がって周りに付着成長した.(3) 新しく降った未固結の火山灰が雨と風の作用で形成された.これらの方法で形成された火山礫(lapilli)を火山性豆石(pisolite)と呼んでいる[Williams : 1926].化学雨滴(fossil),凝灰岩球(tuff balls),泥球(mud balls),泥雨滴(mud raindrops),泥ペレット(mud pellets)火山性霰(volcanic hailstones)[Shrock : 1948] 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報