火砕物密度流(読み)かさいぶつみつどりゅう

最新 地学事典 「火砕物密度流」の解説

かさいぶつみつどりゅう
火砕物密度流

pyroclastic density current

火砕粒子と火山ガスからなる固気混相の重力流。火砕密度流とも。流動現象の駆動力が固気混相流体と周囲媒体(大気や水など)との密度差であるとの認識に基づく名称。火砕物密度流は,粒子濃度(固相分率)がしばしば時間的,空間的に漸移し,多様な運搬・堆積過程を示す。一般に,粒子濃度が高い流れ(部分)を火砕流,粒子濃度が低い流れ(部分)を火砕サージと呼ぶが,火砕物密度流は粒子濃度によらずこれらの流動現象を包含する。噴煙浮力を獲得できない場合や溶岩ドームが崩壊した場合などに発生し,火山体斜面を流下して火砕物密度流堆積物を形成する。参考文献M. J. Branney et al.(2002) Geol. Soc. London. Memoir Vol. 27: 143

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参照項目:火砕流
参照項目:火砕サージ

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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