爪半月(読み)ソウハンゲツ

知恵蔵mini 「爪半月」の解説

爪半月

爪の根本にある乳白色で不透明な三日月状の部分。小爪(こづめ)ともいう。爪が作られ伸びていく部分であり、未完成の爪といえる。他の爪の部分より少し柔らかく、強く押すと多少痛みを感じる。生まれつき形や大きさなどが決まっており、手を使う頻度負荷の大きさ、年齢などの諸条件により変化が生じうる。爪半月に身体状態や精神状態が現れるという説があるが、医学的根拠はないとされている。

(2015-6-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の爪半月の言及

【つめ(爪)】より

…これに対して爪根では角化が未完熟であり,透明度も低い。このような未完熟角化部位の存在範囲が,爪体と爪根との境界をこえて爪体基部にまで及べば,爪体基部の三日月状の白い部分(爪半月)が生ずる。爪半月の出現はつめの成長スピードが大であることを物語る場合が多く,16~17歳のころに爪半月出現頻度は最大となる。…

※「爪半月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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