デジタル大辞泉 「つめ」の意味・読み・例文・類語 つめ 文楽人形の首かしらの一。捕り手・腰元・群集など男女の雑多な端役に用いる。素朴・卑俗・こっけいな表情をしたものが多い。ふつう一人で遣う。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「つめ」の意味・わかりやすい解説 つめ(爪)【つめ】 爬虫(はちゅう)類,鳥類(後肢だけ),哺乳(ほにゅう)類および昆虫などの指先に形成される板状または鉤(かぎ)状物。表皮細胞の角質(ケラチン)化した皮膚の付属物という意味では毛や爬虫類の鱗に似る。形により霊長類のひらづめ(扁爪),多くの哺乳類,鳥類,爬虫類のかぎづめ(鉤爪)および有蹄類の蹄(ひづめ)の三つに分けられる。 ヒトのつめはひらづめに属し,露出している部分を爪(そう)体,皮膚の中に埋没している爪体の基部を爪根という。つめの下層は爪床で,表皮胚芽層と真皮からなる。爪床の後部を爪母といい,ここから爪体が作られ前上方に押し出される。1日に約0.1mmのびる。新生したつめの組織がまだ十分に角質化していない部分は白色の半月状で爪半月と呼ばれる。→関連項目表皮|指 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報