片時去らず(読み)カタトキサラズ

デジタル大辞泉 「片時去らず」の意味・読み・例文・類語

片時かたときら◦ず

少しの間もやむことなく。始終。
「―◦ずあひ思ひけるを」〈伊勢四六

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「片時去らず」の意味・読み・例文・類語

かたとき【片時】 去(さ)らず

  1. 少しの間も離れず。
    1. [初出の実例]「昔、男、いとうるはしき友ありけり。かた時さらずあひ思ひけるを」(出典:伊勢物語(10C前)四六)

片時去らずの補助注記

「去らず」は「避(さ)らず」の意かとする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android