猿楽太鼓(読み)さるがくだいこ

精選版 日本国語大辞典 「猿楽太鼓」の意味・読み・例文・類語

さるがく‐だいこ【猿楽太鼓】

  1. 〘 名詞 〙 ( もと猿楽に用いたところからいう ) 表革裏革とをひもでつないで胴をはさみ、強くしめた太鼓。しめだいこ。〔楽家録(1690)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の猿楽太鼓の言及

【太鼓】より

…また,〈たいこ〉の漢字としては,〈おおつづみ〉〈おおかわ〉と呼ばれる〈つづみ〉の一種に〈大鼓〉の字を当てるため,〈たいこ〉に対しては〈太鼓〉の字を当てることが一般的となった。ただし,〈太鼓〉という言葉が指す楽器は,それを用いる種目ごとに,その特定のもののみを狭義にいう場合もあり,たとえば能においては猿楽太鼓(さるがくだいこ)ともいわれる締太鼓(しめだいこ)のことを,単に〈太鼓〉という。また,洋楽器のドラム類の訳語として〈太鼓〉の語を用い,バス・ドラム,ゴング・ドラムなどを〈大太鼓(おおだいこ)〉,サイド・ドラム,スネア・ドラム類を〈小太鼓(こだいこ)〉と称することもある。…

※「猿楽太鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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