獣を逐う者は目に太山を見ず(読み)ジュウヲオウモノハメニタイザンヲミズ

デジタル大辞泉 の解説

じゅうもの太山たいざん

《「淮南子えなんじ」説林訓から》利益を得ようと夢中になっている者は、周囲情勢に気づかないことのたとえ。鹿を逐う者は山を見ず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

じゅう【獣】 を 逐(お)う者(もの)は目(め)に太山(たいざん)を見(み)

  1. ( 「淮南子‐説林訓」の「逐獣者目不太山。嗜慾在外、則明所蔽矣」から ) けものを捕えようとして追う人は、えものに心を奪われて太山も目にはいらないの意から、あまり一つのことに熱中すると、他を顧みるいとまがなくなるたとえ。鹿を逐う者は山を見ず。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android