琴柱・箏柱(読み)ことじ

精選版 日本国語大辞典 「琴柱・箏柱」の意味・読み・例文・類語

こと‐じ ‥ぢ【琴柱・箏柱】

〘名〙
① 箏(こと)和琴(わごん)の胴の上に立てて弦を支え、その位置をかえて音調の高低を調節し、また発する音を共鳴胴に伝えるための具。木製・象牙製などがある。柱(じ)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※室町殿物語(1706)九「或ひは或ひは捻(ひねり)琴柱(ことぢ)などにて、間近く差し詰め」
③ 紋所の名。①を図案化したもの。
④ 魚の胸鰭の先端部をいう語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android