申開(読み)もうしひらく

精選版 日本国語大辞典 「申開」の意味・読み・例文・類語

もうし‐ひら・く まうし‥【申開】

〘他カ四〙
① (「言い開く」の謙譲語) 考えを、詳しく申しあげる。事情理由などを申しあげてはっきりさせる。
平家(13C前)一一「悲哉(かなしきかな)、此条、故亡父尊霊再誕し給はずは、誰の人か愚意の悲歎を申ひらかん」
② 弁明する。弁解する。言いわけする。
※両足院本山谷抄(1500頃)五「我がとがも無い処を申し開かうとすれども」

もうし‐ひらき まうし‥【申開】

〘名〙 申しひらくこと。弁解。言いわけ。
※隣語大方(18C後)一「きびしふ催促が御座るに我々は何と申ひらきをするもので御座るか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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