町田嘉章(読み)まちだ かしょう

367日誕生日大事典 「町田嘉章」の解説

町田 嘉章 (まちだ かしょう)

生年月日:1888年6月8日
大正時代;昭和時代の邦楽研究家;作曲家
1981年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の町田嘉章の言及

【音階】より

…田辺は,陰音階による陰旋法基本形をミファラシド,陽音階による陽旋法基本形をレミソラシとした。しかし,日本の音楽全体に通ずる音階の基礎を考える際に最も重要なものは,これまでむしろ軽視されていた民謡の音階で,藤井清水,町田嘉章,下総皖一らの研究により,昭和になってから,民謡音階の理論的性格がしだいに明らかになってきた。こうした民謡(〈わらべうた〉を含む)を,日本音階全体の基礎として,その他の音階の分析や体系化に役だたせようとすれば,だいたい次のように体系づけることができる。…

【三弦主奏楽】より

…代表作には《隅田の四季》《まつり》《潯陽江》《女と影》などがある。三弦主奏楽の名付親は町田嘉章(佳声(かしよう)。1888‐1982)であるといわれている。…

【芝居囃子日記】より

…ただし原本は伝存せず,2系統の伝本が認められる。(1)11世杵屋(きねや)勘五郎の写本(亡失)が3世杵屋六四郎に伝えられたものを町田嘉章が1924年に筆写した町田本。(2)関根只誠が《戯場年表》《歌舞伎道成寺考》に引用したもの(原本は伝存せず)。…

【笛】より


[近代の笛]
 明治以降に考案された横笛に隆笛(りゆうてき)と,みさと笛があり,両者とも篠笛を改良したもの。隆笛は町田嘉章(1888‐1981)が昭和初期に考案したもので,材はエボナイトで指孔は七つ。C管(ハ音)とA管(イ音)の2種がある。…

【民謡】より

…ヨーロッパで生まれた用語と概念で,今日ではアメリカ大陸でも,また,日本を含めたアジアの諸地域でも使用されている。民謡(ドイツ語ではVolksliedまたはVolksgesang,英語ではfolksong)の語はもともとは歌を指すが,楽器を含んだり,舞踊を伴うものも,この名称で総称することがあった。しかしここでは,民謡を声楽に限定し,楽器による民謡を含めるためには,民俗音楽Volksmusik(ドイツ語),folk musicの名称で記述を進めることとする。…

※「町田嘉章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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