白鬚明神(読み)シラヒゲミョウジン

デジタル大辞泉 「白鬚明神」の意味・読み・例文・類語

しらひげ‐みょうじん〔‐ミヤウジン〕【白鬚明神】

白鬚神社

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白鬚明神」の意味・わかりやすい解説

白鬚明神
しらひげみょうじん

白髭、白髥とも書く。白鬚神社は全国に約190社あるといわれている。とくに静岡県に多く、61社、次に岐阜県の43社、埼玉県の20社と続く。主として太平洋岸に東北から九州まで鎮座するが、その根本社は、滋賀県高島市鵜川(うかわ)に鎮座する旧県社白鬚神社である。白鬚神社の祭神たる白鬚明神は、その多くは猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)であるが、武内宿禰命(たけしうちのすくねのみこと)である神社が30社あり、そのほか少数ながら、少彦名(すくなひこな)命、天御中主(あめのみなかぬし)神、太玉(ふとだま)命、金山彦(かなやまひこ)命、大己貴(おおなむち)命、天鈿女(あめのうずめ)命、大田(おおた)命、久延毘古(くえひこ)命ほか多彩な神々の名がみられる。

[落合偉洲]

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