益州(読み)エキシュウ

デジタル大辞泉 「益州」の意味・読み・例文・類語

えき‐しゅう〔‐シウ〕【益州】

中国漢代に置かれた州の名。唐代に成都府と改称。現在の四川省とほぼ同じ区域にあたる。
成都の俗称。

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精選版 日本国語大辞典 「益州」の意味・読み・例文・類語

えき‐しゅう‥シウ【益州】

  1. 中国、漢代に置かれた州。唐以後成都府と改められた。今の四川省にあたる。

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世界大百科事典(旧版)内の益州の言及

【四川[省]】より

… このころから,漢水方面から漢人が四川盆地に入り,人口も増加した。漢代には益州が置かれ,巴,蜀,犍為(けんい),広漢などの各郡が設けられた。ただ,漢の勢力が及んだのは現四川省では四川盆地および南西部までで,西部高原の雅礱江や大渡河,金沙江の上流部は西羌(せいきよう),白狼夷(はくろうい)の地であった。…

【巴蜀】より

…元来はいわゆる西南夷系統に属する異民族の住地であったが,その中で巴と蜀はさらに民族・文化系統を異にした。秦がこの地を領有し,漢の武帝が巴・蜀と漢中および南中(雲南省)を含めて益州としてより,一地域として扱われるようになった。 巴には巴郡南郡蛮,板楯蛮等と同系統のものが住んでいたのであろう。…

※「益州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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