盛り漆(読み)サカリウルシ

デジタル大辞泉 「盛り漆」の意味・読み・例文・類語

さかり‐うるし【盛り漆】

上質の生漆きうるし。漆の木から7月中旬から9月初旬ごろまでの間にとった漆液

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精選版 日本国語大辞典 「盛り漆」の意味・読み・例文・類語

さかり‐うるし【盛漆】

  1. 〘 名詞 〙 漆の液をかきとる際、一回目から二〇回目までの間にとった上等の生漆(きうるし)

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世界大百科事典(旧版)内の盛り漆の言及

【ウルシ(漆)】より

…このような作業を辺搔(へんがき)と呼び,合計20~25回行う。採取した漆はとった季節で区別し,初漆(はつうるし)(6月中旬~7月中・下旬),盛漆(さかりうるし)(7月下旬~8月中・下旬),末漆(すえうるし)(9月上旬~下旬)と呼んで,品質表示の目安とする。盛漆の品質が最も良い。…

※「盛り漆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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